何のために生きてるのか解らなくなるよ
手を差しのべて おまえを求めないさ この街
どんな生き方になるにしても 自分を捨てやしないよ
(十七歳の地図 尾崎豊)
“何のために生きてるのか解らなくなるよ”
この部分がよく脳内再生される。
本当にね、何のために生きてるのか分からない。
17歳のときにこの曲を聴いたこともあるけど、当時は特に何も思わなかった。
社会に出て色々経験した今だから心に沁みる。
尾崎は17歳のときにこの詩を書いたのか。
俺なんてアラフォーになってようやく共感してるのに。
自分の精神年齢の低さよ。
そんなアラフォーな俺だけど、最近は割り切って考えられるようになってきた。
人生に意味なんてないし、無理に楽しまなくてもいいんじゃないかなと。
流れに逆らわずに、ただ生きてるだけでいい。
意識も低くていいし努力もしなくていいよ。
それでどうなろうが知ったこっちゃない。
どうにもならなくなったら自死すればいいし。
投げやりになってる?
別に死にたがってるわけではないので投げやりではない。
一言でいうと「肩の力が抜けた」って感じ。
明石家さんまは「生きてるだけで丸儲け」と言ったけど、儲けとまでは思えない。
ただ生きてるだけ。
♪生ーきてーる 生ーきてーいる~
十七歳の地図からサンサーラになってしまった。
*
尾崎豊は26歳で亡くなった。
俺はいつの間にか尾崎より年上になっていた。
尾崎の息子、尾崎裕哉も既に豊の年齢を超えている。
感慨深いというか何というか。
時間は止まることなく流れている。
“しがらみのこの街だから 強く生きなきゃと思うんだ”