楽でも無意味な仕事はツラい

ビジネス

今の職場は上司にパワハラされたり仕事が終わらずに休日出勤することもなく平和に過ごしています。
なのに会社を辞めたい(笑)。
人間関係や待遇など色々と言いたいことはありますが、辞めたい理由の1つが「無意味」です。

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シジフォスの労働

なぜこんなにツラいのかずっと疑問でした。冷房の効いたオフィスでゆったり仕事しているだけなのに。

突然ですが、かつて「穴掘り」という拷問があったそうです。その拷問の内容は、囚人に午前中に穴を掘らせ午後はその穴を埋めさせるというもの。単純作業と言えば単純作業ですがこれを繰り返すと命を絶つ囚人が発生するらしいです。せっかく堀った穴を埋める。全く意味がないですよね。人は無意味な苦労には耐えられないのだそうです。このことを「シジフォスの労働」と言います。

シジフォスとはギリシャ神話の登場人物です。神様の怒りを買ったシジフォスは岩を転がして山頂に運ぶよう命じられます。しかし山頂に近づくと岩は必ず転がり落ちるようになっており、いつまで経っても運ぶことが出来ません。シジフォスはこの不毛な労働を永遠に課せられたとのこと。

現代版シジフォス

私が今やっている仕事はシジフォスの労働です。数字の集計をして資料作成、役員が一度見たら資料は廃棄。翌週また資料を作成し、終わったら廃棄。これの繰り返し。まさにシジフォス。

「この資料が会社の業績に直結する!」なんて思えるはずもなく、ただの作業と化しています。もちろんその業務を指示した上司がいるので全くの無意味ではないはずですが、私にとってはただの無駄な作業となっておりやりがいを全く感じません。

「レベルは上がらないがはぐれメタル100匹倒せ」と言われたら拷問ですよね。もしくは「ブログを投稿して翌日に記事を消す。これを繰り返せ」というのも無意味です。

ドラマなどで「1日中シュレッダーをかけるだけの部署に島流しされた」というシーンを見ると「楽でいいなー」と思いましたが、実はめちゃくちゃ辛い仕事だったんですね。

気の持ちようではない

「つまらない仕事を面白く!」みたいな単純な話ではないです。穴を掘って自分で埋めるなんて達成感なんかあったとしても最初の1回だけでしょう。もし埋めるという作業がなければ「やった!100個穴を掘れた!」と成果が目に見えますが、自分で埋めてるわけですからそんなことを100回繰り返したところで何の達成感も得られるはずがありません。会社員のように毎月給料がもらえるならまだしも、ひたすら穴を掘って埋め続けるなんて気が狂います。

対処法

意味がない労働がツラいということは、逆に“意味”があればツラいことも耐えられるということです。高校球児が炎天下に何時間も走らされることが拷問にならないのは「その先には勝利がある」という”意味”に繋がっているからでしょう。どんな世界でも無意味な下積みに耐えられるのは、その先に繋がるからです。永遠に下積みしか出来ないなら誰もやらないでしょう。
これを仕事に置き換えると「この作業は無意味だが、数年後に部長になるためだ」と思えば耐えられます。「この作業をやっていても、確実にずっと平社員のまま」ならすぐに辞めた方がいいでしょう。
もっと言ってしまえば、毎月給料をもらえることが”意味”になります。例え穴掘り拷問を命じられても毎月100万円もらえるならツラくない気がします。