転職活動の面接で企業を訪問した際に、職場を案内してくれる場合があります。
この時間はとても貴重なのでボケーッとしてないでしっかり観察しましょう。
面接会場である応接室しか行ったことがなくて、入社初日に初めて業務エリアに入ったなんてケースもあると思いますが、可能であれば入社前に職場を見せてもらいましょう。
チェックポイントを7つ紹介します。
・全体の雰囲気
負のオーラが出ていないか、忙しそうか暇そうか。
「自分もこの場所で働くんだ」と考えたときに、悪いイメージが浮かんだら微妙です。
理屈抜きにして職場に対してどういう印象を抱くのか。
「理由は分からないけど何か良さそうだな」ぐらいでもいいので、雰囲気を肌で感じてみてください。
・従業員の外見
イケメン・美人率が高い場合があります。
外見だけで判断するのはどうかと思いますが、「イケメンが多いとテンション上がる」のか「自分はブサイクだからこの集団とは馴染めない」と思うのか。
どういう雰囲気の人が集まっている会社なのか、外見である程度の予想はできます。
あとは、社員の年齢。
中途で入社したら直属の上長が年下になることがありますし、役員や役職者がほとんど年下という場合もあります。
サークルみたいなノリで仕事をしている会社もありますが、そういうノリは合わないと苦痛です。
「そんなノリについていけねー」とならないように気を付けてください。
・私語
業種や職種にもよると思いますが、全く私語をしてないと「厳しい会社なのかな?」と身構えてしまいます。
「適当におしゃべりしながら仕事したい」と考えているなら、よく観察して聞き耳を立てておきましょう。
・従業員のアピアランス(身だしなみ)
女性は会社制服?それともオフィスカジュアル?
男性はスーツ以外もオーケー?髭や髪の色は?
真夏なのに全員ネクタイをしていたら身だしなみに厳しいか、それともただの時代遅れか。
スラックスやポロシャツに慣れてしまうとスーツやネクタイは苦痛ですので気になる人はチェックしておきましょう。
・掲示物
「売上〇億!」「契約〇件」と壁やホワイトボードに貼っている会社は多いですが、いい感じに飾り付けがしてあるのか、それとも若手が嫌々書いた感じなのか。
私がいた会社は営業さんの顔写真とかが貼ってありました(笑)。
・机の上
業務に関係ないもの、例えばディズニーの缶やフィギュアが置いてあるかどうか。
それぐらいの自由は許してほしい。
・フリーアドレス
そもそも個人の机がない、いわゆるフリーアドレスを採用していたりすると「新しい取り組みをする会社なんだな」と想像できます。
入社後に「思ってたのと違うな」というリスクを回避しましょう。
直感というか、言葉にならない感覚ってけっこう大事だと思います。
仕事内容や待遇よりも人間関係を重視したい場合、職場の雰囲気や従業員の性格は非常に重要な条件になります。
私が昔訪問した会社はエントランスに音楽がかかっていて、お香が焚いてあって、社長は髭面だったので、
「合わない。絶対この会社で働きたくない」と思いました。
職場を一目見たときに「なんか違うかも」と感じたら、辞退を考えてもいいかなと思います。
新卒はインターンや内定式など会社と関わる機会が多いですが、転職の場合、下手したら面接1回で即内定というのもけっこうあります。
入社後に後悔しないように、しっかり観察しましょう!