話を最後まで聞かない人は仕事ができません。
早速ですが教える立場で例を出します。
私 :「国内のお客さんの場合はこのように入力するよ。次は、」
新人:「海外の場合はこうですか?」
私 :「いや、違う。順番に説明するからちょい待て」
この質問、教える側からするとめんどくさいです。
いきなり余談ですが、教師が言う「よく質問をする生徒は成績が伸びる」という話は半分ウソです。
自分の頭で考えもせず的外れな質問をする生徒は伸びません。自分の頭で考えて質問できる生徒が伸びるのです。
自分で考えるのは良いこと
そのままです。先ほどの例で話を進めます。
説明を聞くだけじゃなく「海外の場合はどうなるんだろう?」と考えることは良いことです。
話を最後まで聞いてからの質問なら悪くない
“海外の場合の入力”はこの後に説明があるのか別日なのかは分かりませんが、全部終わってから質問するなら悪くないです。
教える側は「ちゃんと考えているんだ」という印象を受けます。
この質問をこのタイミングで聞くことがダメ
「俺の話をさえぎるんじゃねーよ!」というわけではありません。それも多少ありますが。
このタイミングで聞くことが不適切なのです。
“国内のお客さんの入力”に関することであれば、次の説明に行く前のこのタイミングでいいと思います。
こちらも説明漏れがあるかもしれないですし。
ただこのタイミングで”海外のお客さんの入力”を聞くのは意味がないです。
待っていても説明が始まったかもしれませんし、もし別日になるならそのときに説明されるでしょう。
結局、その質問が正しくても正しくなくても、教える側は無駄な時間を割くことになるので、先回り質問はけっこう鬱陶しいです。
当たっててもすごいとは思わないですし、違ってたら「余計なことを言うな」という気持ちになるだけです。
最後まで話を聞かない人の心理
「そんなこと言われなくても分かる」という気持ちがあるからです。
要は「自分の方が頭がいい(仕事ができる)」と思っているから。
先回りして正解を言うことによってマウントを取りたいか、もしくは「もう分かっているから早く終わって」のどちらかでしょう。
話を最後まで聞かない人は「頭の回転が速い」人が多いです。
頭の回転が速いがゆえに相手の話を先回りできます。
ただ残念なことに仕事は頭の回転だけでは通用しません。
仕事には意思の疎通が必要だからです。
会話を先回りしても、しょせんそれは自分の考えでしかありません。
頭の回転が速いので「この場合ならこうなるだろう」と結論を出しますが、結果、周囲の考えと合っていないことがあります。
ここでちょっとコーヒーブレイク。
数字の31は素数です。
331も素数。
3331も素数。
33331も素数。
ここまで見ると「ずっと素数なんだ」と言いたくなりますが、333333331は素数ではありません。
仕事をしているとこれに近いことがけっこうあります。早とちりせず、ちゃんと最後まで話を聞きましょう。
仕事に限らずプライベートでもいますよね。
私 :「昨日の水ダウ観たんだけどさ」
友人:「あの企画ね!あれはここが面白かったけど、ここがイマイチだな」
って会話を奪う人。
人の話は最後まで聞きましょう。
以前こんな記事↓を書きましたのでよろしければそちらもどうぞー。
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