大野雄大は変わった。メンタルが強くなった。

野球

中日の大野雄大投手が絶好調です。その理由は何でしょうか?

2019年5月12日放送のサンデードラゴンズより。

5月7日カープ戦で13奪三振の完封勝利。その翌日のインタビューです。

 

-ナイスピッチングでした

今シーズン初めて1人で投げ切りたいと思ってマウンドに上がりました。

 

-13奪三振。三振は意識していますか?

追い込んだら意識しますね。三振は完全アウトなので、ツーナッシングになってからは狙っています。

 

-昨日の試合は何が良かった?

全ての球種でストライクが取れた。いつもだとストレートやツーシームという選択肢が多い。その中にスライダーが入ってきて、バッターの反応を見ても全然合っていなかったので。いい球でした。

 

-昨年は勝ち星なし。今年は何が変わった?

メンタル面の向上。正直、開幕直前まで自信は全くなかったです。首脳陣の方たちから「ナゴヤドームの初戦を任す」と言われ「分かりました」と。心境を聞かれたので「自信がないです」と言いました。

 

「去年は去年。(先入観なしで)大野を見たときに、いいピッチャーだから、自信を持って投げてほしい」と言われました。去年の成績からしたら使おうと思わないと思うんですよ。それでも信頼して使ってくれることに対して、自分の中で、俺が自分自身を信じられなかったらどうするねんと。

 

-きっかけはバファローズとのオープン戦

試合を作れた。それまでは約1年間、全く1軍で結果を残せていなかったので、久々に1軍で抑えられた。オリックスでも侍ジャパンでも4番の吉田正尚選手を抑えられて、すごい自信になりました。

 

-なぜ打たれても崩れない?

ソロホームラン3本まで打たれてもOKだと思ってマウンドに上がっている。もしホームランを打たれても全然OKと思うことで、精神的に安定している。今までだとそこでズルズルいっていた。大きい目で見て、試合を作っていければいいと思っている。

 

-今までは切り替えられなかったのに、なぜできるようになった?

自分の弱さを今まで隠していた。間違いなく弱いピッチャーだった。そこを正直に認めて、じゃあ次にどうしたらいいのか。
完璧に抑えるのは難しいかもしれないけど、最低限試合を作ることだけを目標にと考えたときに、ホームランを打たれても先制点を取られても崩れない。

 

今中さんと沖縄キャンプのときに話したことも大きいです。ぼくは頑なにメンタル面ではなく技術面だと。「あそこで甘い球がいってしまう」で終わらせていたんですけど、「そうじゃないと思うよ」と言われて、弱さを隠してもしょうがないという発想になりました。

 

-ストレートの威力が増している?

今年はプロ入り後1番いいと思います。ボールを放している位置が何センチか前になっている。バッターからしても体感速度が全然違うと思いますし、空振り率も増えている。

 

-意識してできるもの?

阿波野コーチとリリースを前にする練習、シャドーピッチングをキャンプからやっているんですけど、それが活きていますね。
もともと体力のあるピッチャーだと自分でも思っていますし、終盤でもスピードは出るのですが、そのスピードも去年より3キロぐらい速いと思います。

 

-変化球も増えているから、ストレートが活きている?

今まではストレートとツーシームしか勝負できる球がなかったんですけど、今年はスライダーをめちゃめちゃ練習してきたので、勝負できる球になってきているのが大きい。
あと、チェンジアップも去年の秋から練習していて、試合でも投げているんですけど、そのチェンジアップを使わなくてもいいぐらい、他の3種の精度がいい。(チェンジアップを)出さなくても抑えられている。

 

-チェンジアップでさらなる進化の可能性を実感した

野間選手は変化球を打つのが上手い。スライダーをツーベースヒット打たれているんですけど、チェンジアップはスライダーより遅い分、前に出てゴロを打たせられた。

 

-4月16日、573日ぶりの勝利。2年前(2017年6月7日 シーズン初勝利)は涙、今回は笑顔。メンタルが変わったから?

勝ってなかった日にちの長さでいったら今回の方が長い。その前のジャイアンツ戦で負けているので、いつもだったらこのままズルズルいってしまう。でも、投げている球は間違いなかったし、もちろん嬉しかったんですけど、これぐらいはできるという思いは自分の中であった。

 

-私生活で変えたことは?

お酒をやめています。(禁酒は)絶対に無理と言われてましたが、自分の中ではそれぐれいやらなと思ってましたし、去年の秋ぐらいにプロ生活はあと2~3年かなと。その後の人生どないしようかなと考えていました。今もどうなるか分からないですが、今はそんなこと全く考えないですし、変われたのかなと思っています。

 

-右打者に強い理由は?

右打者に対してぼくの持ってるすべての球を投げられるんですね。ストレートはインコース・アウトコース、スライダーであってもインコースにしっかり投げられる。ツーシームも投げられる。
左打者になると、ストレートはアウトコースが多い。スライダーは右打者に比べるとちょっと甘くなる、ツーシームも右打者よりも投げない。絞りやすくなってしまう。
だからこの放送を他球団の方に見られるとマズいですね(笑)。

 

-今後も勝ち星を重ねられる?

2015年は前半だけで9勝した。その年も投げれば勝てるという自信があったけど、夏以降2勝しかしていなくて、
(勝つことの)難しさを知っているので、秋までしっかりこの投球を続けられるようにしていかないといけない。

 

-今年は安心して見ていられる

嬉しいですね。去年では考えられなかった。
今日は大野だから勝てるんじゃないかと、選手も監督もコーチも、ファンの皆さんにそう思ってもらえるピッチャーになりたいですし、自分の追い求めてきた投手像に少しずつですけど、近づけているのかなと。

 

 

インタビューはここまで。

精神面での変化がすごく大きいですね!

去年までは打たれて2軍に降格したりコーチと揉めたなんていう記事が出たりしていましたが、やはり能力は高いですね。

野球はメンタルが重要なスポーツだと認識させられます。

メンタルの変化だけではなく技術面も改善されていると、スタジオの岩瀬さんが解説されています。

右手のグローブの壁がしっかりできるようになったのが大きい。左手が自然に前に出てくるので、腕の振りが安定する。開きが早くなると、リリースポイントが安定しないので、コントロールできない。

 

スライダーについて

右打者に対して食い込むようにコントロールが出来ている。本人も言ってましたが、左打者に甘くなってしまうことが今後の課題。

 

ぜひ秋までローテを守って、いいピッチングを見せてください!